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『目からウロコの幕末維新』
- 2019/08/18(Sun) -
山村竜也 『目からウロコの幕末維新』(PHP文庫)、読了。

このタイトルと表紙イラストの感じから、
お手軽読書として手に取ったのですが、
思いの他しっかりした内容で面白かったです。

だいたい、こういう雰囲気の本って、
数ページで1つのトピックスを扱い、各トピックスがバラバラの話をしているので、
面白そうなネタを寄せ集めただけという印象に終わることが多いのですが、
本作では、各トピックスが前のトピックス、後のトピックスとの関係を受けて
時系列に沿ってきちんと書かれているので、当時の世の中の動きというものが
とても理解しやすかったです。

幕末から明治維新にかけてという時代は、
今の日本を語るには超重要な時期にもかかわらず、
学校で学ぶ歴史の授業では時間が足りずに端折り気味だったり、
そもそも教科書の記載も表面的なものに終わってしまったりして
あんまり良く理解できなかったという人が多いのではないかと思います。
自分もその一人。

本作では、シンプルに余計なネタには触れず、
その時代の一番中心となる軸に絞って書いてあるので、スッキリ分かりやすいです。

あと、一番印象に残ったのは、日本人って、ほんと環境に合わせて自分を変えられる
変幻自在な民族だよなぁ・・・・ということ。
尊王攘夷に燃えていた人々が、政府を担うようになったら一転開国主義になったというような
目立つ部分の話だけでなく、例えば攘夷派の人も舶来の写真というもので肖像を残していたりするのが
自分にプラスなることは利用しちゃう強かさがあったりして、
そこが日本人の底堅さかなとも思えたりしました。

ちょうど隣国で、”NO JAPAN”と騒いでいるので、
何でもNGにしてしまう原理主義的な考え方と、使えるものは使ってしまう便益重視の考え方と
好対照だなと感じました。




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