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『出身地がわかる方言』
- 2019/08/12(Mon) -
篠崎晃一、毎日新聞社 『出身地がわかる方言』(幻冬舎文庫)、読了。

47都道府県の方言ネタの本ですが、
本作で特徴的なのは、「東京でもつい使ってしまう地元の方言」という切り口。

例えば、私の地元三重県では、カラカラに乾いたものを「かんぴんたん」と呼びますが、
これは方言だと自覚してるので東京では使いません。
でも、「机をつる(持ち運ぶ)」という言い方は、ふとした時に口をついてしまうかも。
この後者の方の方言を探った本です。

目の付け所は面白いと思うのですが、
その調査をどうやって行ったのかが見えなくて、「この調査、信憑性あるのかしら?」と
少々懐疑的に見てしまいました。

「東京でも使う」と回答している人は、方言と分かってても使っている人と、方言だと自覚せずに
使っている人と両方いると思うんですよ。「東京で使いそうになる」という人は、
方言だと自覚してると思いますが。
これらの回答をごちゃまぜにしてしまうのは、ちょっと乱暴な気がしましたし、
そもそも回答している人は、その微妙な違いを分かって回答しているのかしら?

あと、模造紙の呼び方の地方名とか、「へぇ~、モノの名前にも方言ってあるんだ」と
興味深く読みましたが、このネタを一冊の本の中で使いまわししすぎでしょう(苦笑)。
他にも何度も出てくるネタがあって、せっかく面白いネタが多いのに、
その使いまわしのために読書中に「もう知ってるわ!」となってしまうのが残念。
もうちょっと毎日新聞のWEBサイトとかうまく使って、ネタ集めできなかったのでしょうかね。
勿体ないです。




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