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『街道をゆく8 熊野・古座街道、種子島みち他』
- 2019/07/03(Wed) -
司馬遼太郎 『街道をゆく8 熊野・古座街道、種子島みち他』(朝日文芸文庫)、読了。

「街道をゆく」シリーズは、初めて手に取りました。
たまたま100円で見つけたのがこの第8巻で、
「熊野」とあったので、「三重県だ!」と思い込んで買ってしまったのですが、
実際は和歌山県の古座川流域のお話でした。残念。

それでも、お隣の県なので、地名とか地理とかはそれなりに分かっていて
いつもよりも、じっくり文章を読み進める読書となりました。
司馬ワールドを堪能した感じでしょうか。

風景というのは地元民のものでありながら、しかし外界の者に発見されないと
価値が成立しないものらしい


「価値が分からない」ではなく、「価値が成立しない」というところに
皮肉がきいてますね。

そして、皮肉と言えば、著者はとにかく藤堂高虎がお嫌いみたいで(苦笑)、
本作では藤堂藩の儒者・斎藤拙堂が名付けた地名に対して
あーじゃこーじゃ文句をつけてます。
わたしゃ、藤堂高虎公のお膝元の生まれですから、
高虎一族や関係者への低評価には、とにかく反発しますわよ(笑)。

後半は、大分県の日田街道や、鹿児島県の種子島に行ってますが、
私はどちらも未踏の地。
著者の描く景色に想像を広げながら読んでました。
大分県の方々の人柄の良さには、とても興味を惹かれました。




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