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『なつのひかり』
- 2007/05/31(Thu) -
江國香織 『なつのひかり』(集英社文庫)、読了。

「一風変わった人々のお話かな」なんて思いながら読み進めていたのですが、
キャラメルの空箱が電話になったところを境に
一気にファンタジーの世界へとなだれ込んでいったように感じました。

ファンタジーというよりも、むしろホラーか?

解説で三木卓氏が「ヘンテコなことがことがゾクゾクと起こるという
前提を作者が作り出している」という旨のことを述べていますが、
ヘンテコなことが起こるのをさも当然のごとくスラスラと書いてしまえる
この物語展開力はさすがだと思います。

「こんな世界があったらどうしよう」と思わせるような何かがあり、
時に恐怖をも感じてしまいます。

思いのほかファンタジー寄りだったので、そこは想定外でしたが、
それはそれで十分楽しめました。


なつのひかり (集英社文庫)
なつのひかり (集英社文庫)江國 香織

おすすめ平均
stars現実と不思議なファンタジーが織りなす物語
stars大好きです。この作品から江國香織が好きになりました。
stars江國らしくない?ふしぎ小説
stars奇怪な世界と夏の匂い
stars初めて江國作品を飛ばし読みしてしまいました

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