『ああ面白かったと言って死にたい』
|
- 2019/05/12(Sun) -
|
佐藤愛子 『ああ面白かったと言って死にたい』(海竜社)、読了。
徳ちゃんがラジオで何回か取り上げている作家さんだったので ブックオフの50円ワゴンに入っていた本作を買ってみました。 私自身、過去に一冊しか著作を読んでいないので どうというイメージが固まっていない作家さんです。 「箴言集」は、これまで何冊か読んだことがありますが、 「もっとまとまった文章で読みたい!」と、消化不良感で終わってしまうことが多く 相性が良くないジャンルだったのですが、 本作は素直に読めました。 多分、著者に対するイメージがない状態で読んだので、 その文章をすんなり読めたのかなと思います。 最初の印象は、読みやすいメリハリのある日本語を書く人だなということ。 数行の文章でも、すっと意味が通って、腑に落ちる感じです。 結局、「もっとまとまった文章で読みたい!」とは思ったのですが(笑)、 言いたいことはスッキリ伝わってきたので、消化不良感は少なめでした。 著者の人生観というか、判断基準は、結構クールで 「世の中こんなもんだから文句言ったってしょうがないじゃない」と 受け止めているような印象を受けました。 自分にも他人にも厳しいような。 でも、潔さを感じる厳しさのような気がします。 一度きちんとエッセイを読んでみたいなと思います。 ![]() |
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/5888-88927c86 |
| メイン |
|