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『日本人であるということ』
- 2019/05/10(Fri) -
福田和也 『日本人であるということ』(ハルキ文庫)、読了。

久々の福田センセ。

タイトルから、ガッツリと日本人論を語っているのだろうと思ったのに、
思いのほか前半は時事的な話題が多くて、ちょっと思っていたテイストと違ってました。

冒頭、平成の米騒動の話から始まりましたが、
「あぁ、そんなこともあったわね~」というぐらい、自分の中で過去の出来ごとになってました。
もう30年近く前ですね。

その後、東日本大震災のときに米不足というか、野菜なども含めて全般的に不足してました
それでも、この平成5年の米騒動ほどの混乱はなく、
「あれはいったい何だったのか」と思う一方で、
「主食となるものが、ほとんど不足することがない日本って、凄いよなぁ」と素直に感心してしまいました。

食料自給率自体は低下の一途を辿っているのでしょうけれど、
米に関しては、これだけ安定して生産・供給されているのって、
生活の安定度合いからすると、ものすごい貢献度だと思います。
日本人は、あんまりその有難味が分かっていないのではないかなと、
自分自身も反省。

著者の政治家評価(特に小沢一郎氏の評価)は興味深く読みました。
改元前のNHKの番組で、小沢一郎氏が仕掛けた小選挙区制による2大政党制の実現について
やっていたのをたまたま実家で見たのですが、その時も面白い政治家だなと思いました。
大局観をもって政治に当たり、自分が描いた理想の実現に邁進するという姿勢は
現役の他の政治家を見ても、そのレベルの人はごく僅かなように思います。

邁進する姿勢や剛腕なところは、好き嫌いが分かれるかと思いますが、
でも、批判されるのは、それだけブレずに筋が通ったことをやっている証拠だと思います。
今で言ったら、安倍首相がそんな感じ。
ブレブレヨレヨレで批判もままならない政治家よりも、
批判されるほど芯の通った主義主張を行う政治家の方が信用できると思いますね。

後半は、歴史を絡めた分析が続きましたが、
ちょっとニーズ違いだったので、また日を改めて読んでみますわ。




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