『三匹のおっさん ふたたび』
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- 2019/04/05(Fri) -
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有川浩 『三匹のおっさん ふたたび』(新潮文庫)、読了。
シリーズものの2作目です。 前作は、おじさん三匹と孫の組み合わせが心地よかったのですが、 本作は冒頭の作品が周りがあんまり見えてない嫁の貴子が主人公で、 どうにもモタモタするやり取りに、ちょっとイライラしてしまいました。 中盤、息子にアドバイスをもらって、そこから改善されていきましたが、 息子の方が大人じゃん(苦笑)。 前作の時に感じたスカッと感が、あんまり感じられませんでした。 2作目以降も、どうにも主人公たちの独り善がりな感じが苦手でした。 登場してくる中学生や高校生たちはガキっぽいのばっかりだし。 祐希と早苗の若手コンビが溌溂としていたのが救いです。 三匹は、無理せず、深追いせず、周囲に目を配れているので安心して読めます。 彼らチームと、各物語の主人公たちのギャップを強く出し過ぎたのが 私はちょっと苦手でした。 ![]()
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