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『わしらは怪しい雑魚釣り隊』
- 2019/03/04(Mon) -
椎名誠 『わしらは怪しい雑魚釣り隊』(新潮文庫)、読了。

東京に出張ということで、移動中に読む本をカバンに詰め込みました。
まずは、シーナさん。

「怪しい雑魚釣り隊」ということで、「これって東ケト会なの?」って感じでしたが、
どうやら、東ケト会は第一次アヤタン(怪しい探検隊)のことで、その後第二次アヤタンを挟んで、
「雑魚釣り隊」は第三次アヤタンだそうです。
東ケト会と比べると、メンバーがごっそり入れ替わってます。
社会的地位を築いた人が抜けていき、若者が入ってくるという感じでしょうか。

東ケト会の「同志」という感覚に比べて、
本作の世界観はシーナ氏の言う「年齢序列」がより意識的に見えてくるというか、
年齢幅の広がりに、ちょっと歪みも感じてしまうところもあります。

シーナさんって、エッセイ本を読んでいるだけだと楽しい人ですが
身近に居たら、結構、わがままで面倒くさい人のように思えます(爆)。
昔読んだエッセイで、怒りがストレートに出ちゃう人だなという気がしてます。
裏表がないから、こうやって沢山の人が集まってくるということもあるのでしょうけれど。

アヤタンの活動が、シーナさんの映画活動へののめり込みで自然消滅したというのも
シーナさんが、この集まりの絶対的な存在であることを示しているような。
まぁ、メンバーの皆さんは、それぞれで楽しんでいるのかもしれませんが。

本作では、「雑魚釣り」がテーマで、
大掛かりな釣りやキャンプやアウトドアをするのではなく、
時間を作って東京から近い千葉や神奈川、茨城に出かけて、
堤防から気軽な釣りをして、飽きたらビールを飲み、キャンプ料理を楽しみ、宴会!という
非常に分かりやすい行動様式となってます。
これなら、一般人でも真似できそうなレベルです。

ただ、先日読んだエッセイで、シーナさんの日常を知ってしまったので、
この1泊2日の雑魚釣りツアーの前後は、凄いハードスケジュールなんだろうなと思ってしまいます。
でも、だからこそ、この雑魚釣りの無為な時間が大事なんだなとも分かります。
こういうメリハリの利いた生活も良いなぁ。




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