『博士の本棚』
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- 2019/02/07(Thu) -
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小川洋子 『博士の本棚』(新潮文庫)、読了。
小川洋子さんが本への愛情を綴ったエッセイだと、裏表紙に書かれていたので これは読みたい!と思い、買ってきました。 が、思いのほか、読書全般というよりは、個々の作品に寄った内容で、 しかもそれが海外の作品中心だったので、自分の読書ジャンルと違っていて なかなか内容に入っていけませんでした。 「そう、それそれ!」みたいな共感できるポイントが無いというか、 「どんな物語なんだろう?」とイメージしようとしても追いつかない悲しさというか、 残念ながら、「あ、この本おもしろそう!」と触手が動くものがありませんでした。 途中、愛犬の話とかが挟まって、 むしろ、そこで、「あぁ、共感できるエッセイがやっと来た・・・」という感じで 一番楽しく読んだかもしれません。 個々の作品への思い入れよりも、 もうちょっと著者の読書スタイルなり、読書から得ていることとか そういう部分を読みたかったなという気持ちになりました。 ただ、 本を読んでいるところを人に見られるのは何でもないが、 選んでいる姿を見られるのはどことなく恥ずかしい という気持ちは、とても良く分かります。 こういう観点のエッセイを読みたかったな。 ![]()
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