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『ブラザー・サン シスター・ムーン』
- 2019/01/29(Tue) -
恩田陸 『ブラザー・サン シスター・ムーン』(河出文庫)、読了。

タイトルは映画から取ったものだそうで。
私的には、もろチャゲアス!って感じです(笑)。
両方とも名盤ですね~。

本作は、高校の同級生で同じ大学(W大学)に進学した
3人の男女の大学時代を、成人したそれぞれの視点から振り返ったもの。

特に何という出来事が起こるわけではないのですが、
とにかく、大学時代の大学生らしい日々というものが
非常に丁寧に描かれていると思い、自分の大学時代と重ねて読んでいました。

私の中では、高校生までの同級生と、大学の同級生は全く違った存在です。
大学生の同じサークルの友人たちは、まさに「一緒に生きてた!」って感じの
深いつながりを覚えます。
大学に泊まり込んでサークル活動をしていたので、本当に深い深い関係だと思ってます。
久々に会っても、すぐ昔のように会話ができる間柄で、とても安心します。

そんな関係が構築できた大学時代の4年間というのは、一生の宝物です。
父親から「大学で得た友人関係は一生ものだから大学選びは真剣にやりなさい」と言われましたが
本当にその通りだと思います。

本作では特に、恩田陸さん自身の大学生時代の思い出がふんだんに盛り込まれているようで、
日記を読むようなドキドキ感がありました。

そして、恩田さん自身も、自分の大学時代について
私と同じような感覚で捉えているんだなと分かり、
すごく嬉しい気持ちで読んでいました。

客観的な目で見ると、大したことが起きていない4年間だけど、
当人にしてみたら、人生を形成する大きなものを手に入れる4年間。
そんな事実をしっかりと認識できた読書となりました。






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