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『イワシと気候変動』
- 2018/11/20(Tue) -
川崎健 『イワシと気候変動』(岩波新書)、通読。

私の住んでいる町では、冬になるとサンマの丸干しを作る文化がありますが、
ここ2年、まるでサンマが網にかからず、燃料代が勿体ないからいと
船さえ出さないシーズンが続いています。

漁師さんたちが口にするのは「台湾漁船に先に獲られた」「黒潮の大蛇行のせい」
「そもそも魚がいなくなった」などなど、多種多様。
どれがホントかわからないけど、いろんな要素が絡まっての結果なんだろうなと思ってます。

で、本作は、イワシが獲れなくなった理由を
「レジームシフト論」という枠組みで説明しようとします。

「レジーム」というと、社会科学を学んできた私にとっては「政治体制」みたいな
意味で捉えており、そんな用語が魚の世界に出てくると違和感を覚えてしまいますが、
海水温と大気の数十年単位の変動により水産資源の増減を説明しようとするもの。

結構専門的な解説が多いので、ちょっと食いつきにくいところがありますが、
学会における仮説の取り扱われ方なども紹介されていて
そこは面白かったです。

ただ、こういう分野の専門家ではない私にとっては、
「で、いつサンマは獲れるようになるの?」という問いへの答えやヒントが欲しかったわけで、
やっぱり答えるのは、まだまだ難しいようです。




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