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『青葉の頃は終わった』
- 2018/11/11(Sun) -
近藤史恵 『青葉の頃は終わった』(光文社文庫)、読了。

続けざまの近藤史恵作品となりましたが、本作はイマイチでした。

大学時代の友人関係が卒業後5年たっても続いている仲良しグループ。
その中の1人が、ある日突然、自殺した!
誰も原因が思い当たらず、動揺ばかりが残ってしまう・・・・・。

「青春の終わりを描く感動のミステリー」という触れ込みでしたが、
私は、感動は得られませんでした。

そもそも、自殺した瞳子の思わせぶりな態度が、超めんどくさい(爆)。
生きているときの発言もそうだし、亡くなってからハガキをが届くように小細工し、
そこに「わたしのことを殺さないで」と抽象的なメッセージのみを書き残す。
死人からの手紙として、後味の悪さを残すことしか考えていないだろう!と言いたくなるような
嫌がらせの手紙です。

そんな手紙を受け取った面々は、文面を不気味に思いながらも
そんな手紙を送りつけてくる行為自体は「あの子なら・・・」みたいな感覚で受け止めているようで、
そんな奴が身近にいたら、疲れるだろうに・・・・・と思ってしまいます。

そして、この友人たちの言動も、結構観念論的で疲れちゃいます。
友人が自殺したら悩むのは当然なのですが、
その悩み方が、内向的というか、ウジウジしてるというか。
真相究明にまっすぐ向かえばミステリとしてスッキリ読みやすかったと思うのですが、
皆さん、自分に目が行っちゃってるので、ウジウジ。

コトの真相も、なんだかピアノマンの行動にリアリティがなく、
勝手に真実が目の前に出てきたにもかかわらず、
その内容がこれまたフワフワしてて、つかみどころがなかったです。

最初から最後まで、フワフワしたお話でした。

そもそも、このお話、なんで大阪が舞台だったのでしょうか?
登場人物全員、標準語しゃべってるんですけど・・・・・。




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