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『レター教室』
- 2018/10/06(Sat) -
三島由紀夫 『レター教室』(ちくま文庫)、読了。

「読みたい本リスト」に、ずーっとあった本。
ようやくブックオフで出会えたので購入。

レター教室という名前ですが、手紙の指南本ではなく、
5人の登場人物たちが書きまくる手紙を通して、いろんな物語が断片的に紡がれていきます。

いくつか手紙のやり取りがあって、そのエピソードの紹介はそれで終わるので、
次のエピソードに移った時に、「この前の手紙のやり取りが人間関係にどう影響してるのかな?」
というところを想像で補いながら読むのが面白かったです。

そして、手紙の文字に現れる表の建前と裏の本音、
それをまた別の人宛の手紙で吐露してしまったり、
人間の心の裏表が表現されていて、
「あぁ、他人とのコミュニケーションって難しいなぁ」と思ってしまいました。

登場人物たちは、かなりコメディタッチにデフォルメされているので
手紙の内容は極端な感情も書かれていますが、
形式的に送る手紙以外の内容のある手紙というのは
実はこんな感じで、エキセントリックなものが多いのかなと感じました。

三島由紀夫、やっぱり凄いわ。




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