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『少年』
- 2018/09/29(Sat) -
ビートたけし 『少年』(新潮文庫)、読了。

『菊次郎とさき』が非常に面白かったので
同じような雰囲気が楽しめそうな本作を読んでみました。
ただ、こちらは短編集です。

いずれも主人公は少年。
小学生から中学生まで。
やんちゃ坊主から歴史オタクまで。
舞台はそれぞれ違いますが、
根底に流れる温かい眼差しが共通しています。

私が好きだったのは冒頭の「ドテラのチャンピオン」。
運動が得意なやんちゃ坊主の主人公と、反対に勉強好きで運動音痴な兄。
学校の運動会が迫ってきて、興奮する弟と抵抗する兄。
そして彼らを見守る両親。
温かい家族です。

そして兄の同級生には、ちょっと抜けているけど抜群に足の速いカラバカ。
彼が高熱を出しながらも運動会の徒競走にやってくる姿を挟みながら
兄弟の思いを描いていきます。

そして、そのエピソードを俯瞰して、30代という年代になった兄弟が
小料理屋で杯を交わし合う。
いい家族ですね。

著者のテレビで見る破天荒な芸風のイメージとは違って、
小説のタッチは繊細で愛情こまやかですね。




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