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『生物学的文明論』
- 2018/08/23(Thu) -
本川達雄 『生物学的文明論』(新潮新書)、読了。

生物学者による文明論。

『ゾウの時間ネズミの時間』で有名になった著者ですが、
やっぱり、「時間」とか「空間」とかの話が面白かったです。

前半の、生物多様性とか温暖化とか、そういう良くある啓蒙話は
ありきたりな内容だったので読み飛ばしてしまいましたが、
「生物の形」「生物のデザイン」「生物の時間」と流れる後半は
興味深いな内容が目白押しでした。

生物そのものの話よりも、生物という切り口で語られる
「時間」「形状」「技術」みたいな哲学的な話が著者の神髄だと思います。
哲学的なテーマに対して、「生物の仕組みはこうなっている。だから・・・・」と
解説がつけられると、非常に説得力があります。
生物の話から、人間の話、社会の話へと広がっていく様子が面白いです。

最後、著者の専門のナマコの話で終わりましたが、
ダイビング中、ナマコなんて至る所で見つけるものの、生態はほとんど知りませんでした。
ナマコの話、もっと読みたかったな。


生物学的文明論 (新潮新書)生物学的文明論 (新潮新書)
本川 達雄

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