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『グラウンドの空』
- 2018/08/21(Tue) -
あさのあつこ 『グラウンドの空』(角川文庫)、読了。

少年野球モノと言えばあさのあつこさん。
甲子園が秋田パワーで盛り上がっていたので、手に取ってみました。

舞台は地方の中学校。
少子化の影響で、チーム編成自体がままならない野球部は、
ピッチャーが夜逃げのために不在となり、急遽新たなピッチャーを探すことに。
そこにやってきたのが、大地主の家の孫。
都会に住んでいたのに、孫一人が実家に戻ってくるというワケアリ感。
主人公のキャッチャーの少年が、親友のファーストの少年とともに
彼をリクルートに向かうという物語。

野球の試合のシーンは冒頭のみで、
しかも地方大会の決勝を勝ったというところから始まります。

野球の試合の緊迫感を求めて手に取ると、とんだ肩透かしを食らいます。
引きこもりに近いような姿勢を見せるピッチャー候補に
なんとか野球部に入ってもらうと掛け合う少年2人。
この野球へのピュアな思いをもつ少年と、熱い思いを持つ2人の、3人の物語です。

そこに、倒産とか夜逃げとか、駆け落ちとか、地主と雇われ百姓の身分さとか。
結構、大人の世界のグロい部分がもろに中学生の身にも降りかかっていて、
野球の青春感との対比がきついです。
個人的には、物語の長さに対して、ちょっと要素を詰め込み過ぎで
バランスが悪いかな?と感じてしまいました。

地主のばあさんと孫の人間関係がどうなっているのか
最後までつかみきれなかった感じもあり、ちょっとモヤモヤしつつも、
少年たちは純粋でした。


グラウンドの空 (角川文庫)グラウンドの空 (角川文庫)
あさの あつこ 佐々木 こづえ

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