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『庚申信仰』
- 2018/08/12(Sun) -
飯田道夫 『庚申信仰』(人文書院)、読了。

最近、「庚申さん」と呼ばれる信仰があることを知りました。
それまで聞いたことがなかった単語であり、
近所のおじいさん、おばあさんに聞いても、何だかつかみどころのない回答が返ってくるので
良く分からないままだったのですが、図書館で本を見つけたので読んでみました。

60日に一度巡ってくる庚申の日に、寝ないで過ごすという習俗とのこと。
どうやら、その日は、寝ている間に、人間の体内にいる三尸虫が体を抜け出し、
天帝にその人間の悪事を報告しに行くから、報告されないように足止めするため寝ないのだとか。

悪事するなよ!って話ですが(爆)、
具体的な神様とか、信仰の対象や教義があるわけではなく、
とにかく虫を足止めするために、みんなで集まって寝ずに一夜を過ごすようです。

このザックリ感、何なの!?
でも、江戸時代に日本各地に一気に広まった習俗だそうで、
「南無阿弥陀仏」と唱えておけばオールオッケイ!に通じる簡易さがウケたのでしょうかね。
庚申塚に、三猿が登場してくるのも、唐突感があって面白いです。

今住んでいる場所の町内にも、庚申塚は残っており、
一応、「庚申さん」とみんな認識はしているようです。
でも、夜に集まるような習慣はなくなっているようで、
ひと世代入れ替われば、言葉としても消えてしまうかもしれませんね。
それも何だか寂しいものです。


庚申信仰―庶民宗教の実像庚申信仰―庶民宗教の実像
飯田 道夫

人文書院 1989-09
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