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『工学部・水柿助教授の日常』
- 2018/07/21(Sat) -
森博嗣 『工学部・水柿助教授の日常』(幻冬舎文庫)、読了。

森博嗣作品、今まで何作か読んできましたが、
世間の評判ほどには私には響かず、「ちょっと合わない作家さん」というカテゴリに
入りつつありました(苦笑)。
が、「この作品は面白いよ」と教えてもらったので、お試しに。

一応、「小説」だとされていますが、実質はエッセイです。
著者が大学の助手~助教授だった時代の日々をネタにしてますが、
過剰なぐらいのユーモアにあふれ、自分のことや奥さんのことをネタにし、
とにかく明るく楽しく読める作品になってます。

しかも、当時、三重大学の助手だったということで
三重大のある津市について詳細な描写が出てくるのですが、
これは、津市出身者にとっては、とっても嬉しいことでした。
だって、津市って、あまりに地味で、郷土史ぐらいにしか登場しないんですもの(爆)。

こんな、有名作家さんの作品に堂々と登場してくるなんて、夢のようです。
田舎ネタで馬鹿にされたって、自虐的に嬉しいです(爆)。
ただ、三重大学の裏の海岸が阿漕浦だとか、ところどころ事実誤認があるようですが
ま、「小説」だから、いっか。

大学における先生同士の会話とか、
受験のときの採点担当者の事前ミーティングの白熱ぶりとか、
大学の内情がわかって面白かったです。
勝手に、知ってる三重大の先生の顔を当てはめてみたり(笑)。関係ないのに。

著者が投影された水柿くんが文学好きなのは当然ですが、
奥さんの須磨子さんが大のミステリ好きということで、
やっぱり、そういう人同士が惹かれ合って家庭を作るのね~と納得。

この須磨子さん、超機械音痴だったり、著者の変なこだわりに寛容だったり
変な細かいところに拘ったり、なかなか面白いキャラクターでした。

シリーズ化されているようですので、この後も追いかけていきたいと思います。
でも、三重大はもう出てこないのかな?


工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)
森 博嗣

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