『6TEEN』
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- 2018/06/25(Mon) -
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石田衣良 『6TEEN』(新潮文庫)、読了。
『4TEEN』の続編ということで、期待値が高すぎたのか 何だかイマイチな読後感でした。 『4TEEN』に登場した14歳たちの2年後、だから『6TEEN』。 『4TEEN』は、「面白かった!」という感想と、 中学生による尊属殺人疑惑とか難しい問題を絡めながらも中学生の青春を軸に 描いていたな~という記憶があるぐらいで、あまり物語の中身までは覚えていませんでした。 なので、久々に本作で月島の男の子たちの姿を読んだときに、 「あれ?こんな物語だったっけ?」と、ちょっと軽さを覚えてしまいました。 家庭の話がほとんど出てこなくなり、 その分、女の子の話の割合が増えたような・・・・・いや、前作の記憶はおぼろげなので 間違った印象かもしれませんが。 なんだか、普通の男の子たちの話になってしまったような。 なのに、登場してくる同級生たちは、 ゲイだったり、ガンだったり、エロブログの更新者だったり、 なんだか極端なキャラクターの人が大集合してて、 さすがにリアリティが感じにくかったです。 月島って、どんな町なのよ???的な。 あくまで、直木賞受賞作の続編として楽しむためののであり、 単独の作品としては、しんどいかなぁというのが正直な感想です。
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