『平成マシンガンズ』
- 2018/06/05(Tue) -
三並夏 『平成マシンガンズ』(河出書房新社)、読了。

読みたい本リストにあった一冊。

女子高校生の主人公。
両親は別居状態だったが、父親が年の離れた女を家に連れてくるようになり
家庭崩壊寸前。そんな家の様子を学校でばらされ、いじめの対象に。
少女は夢に出てくる死神に武器をもらい、夢の中で人を撃ちまくる。

いじめモノとか、両親離婚モノとかは、
過酷な状況に置かれる主人公の少年少女の視点で描かれる大人への観察眼のようなものが
結構好きで、それなりに読んできたジャンルだとは思うのですが、
この作品はイマイチでした。

作者紹介を見ると、若干15歳で本作を書きあげたということが強調されており、
しかも第42回文藝賞を受賞したということでした。

15歳にしては凄い文章を書く人だなとは思いますが、
作品自体の魅力については、私にはイマイチ伝わってきませんでした。

いじめに対する葛藤とか、両親や若い女に対する怒りとか
結構、表面的な描写で終わってしまっているような気がして、
15歳ならでは、この世界に現役で存在している著者ならではの
ドキッとするような視点や描写があまり感じられなかったような気がします。

死神の存在も、もっと重要な意味を持っているのかと思ったのに
なんだかフェードアウト気味だし、
結末も、取って付けたような感じで、リアリティが感じられませんでした。

著者の名前は、あまり耳にしたことがなかったので
読み終わってからWikiってみましたが、作品数は少ないようですね。
今後、大きく伸びるのでしょうか。


平成マシンガンズ平成マシンガンズ
三並 夏

河出書房新社 2005-11-25
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