『にゃんくるないさー』
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- 2018/05/12(Sat) -
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北尾トロ 『にゃんくるないさー』(文春文庫)、読了。
久々のトロエッセイ。 ところが、いつものアグレッシブなテーマ設定ではなく、 ネコとの日常を描いた、非常に穏やかな本でした。 愛猫家と呼ばれる人ほどにはネコにベタベタではなく、 あくまで野良猫で家の庭に入ってきたもののうち 面倒なく関わり合えそうなネコだけを選んでいるので、 結構、視線は冷静です。 でも、ネコNGな借家にネコを入れちゃったり、 公園で日がな一日ネコを眺めていられるというのは、 やっぱりネコ病患者さんですね(笑)。 庭にやってきたネコに残り物を投げてやり交流を図るものの、 来なくなればなったで、「最近来なくなったねー」でサッパリしているので、 特にネコに思い入れのない私としては、 抵抗感の少ないネコエッセイでした。 最後の方は、家でネコを飼い始めている(しかも2匹!)ので、 もう立派なネコ病患者さんですが、 ネコとの間の不思議な距離感が面白いエッセイでした。
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