『暴走する国家恐慌化する世界』
- 2018/05/08(Tue) -
副島隆彦、佐藤優 『暴走する国家恐慌化する世界』(日本文芸社)、通読。

佐藤優さん、一時期は面白いと思って続けざまに読んでいたのですが、
最近はご無沙汰してしまっています。

本作では、冒頭から、なぜ副島隆彦という人をこんなに持ち上げるのか
ちょっと、しっくりきませんでした。

もともと私に副島さんへの苦手意識があるからかもしれませんが、
いきなり「アポロ11号の月面着陸はなかった」という陰謀論の話から始まって、
ついていけませんでした。
(副島さんの『人類の月面着陸は無かったろう論』は、単なる陰謀論に終始した話ではなさそうなので、
 一体どんなことが書かれているのか機会があれば読んでみたいと思います)

陰謀論的な話から、ロスチャイルドとかロックフェラーとかの話も出てきますが、
ユダヤ系の話を理解しようとするなら、やはりユダヤ教やキリスト教への最低限の理解が
必要になってくるんだなぁと痛感。私の苦手なジャンルです。
欧米人のバックグラウンドを理解するには、神学的な知識が必要ですよね。
それがベースにあるから、佐藤氏の分析は大局観を感じられるんですよね。

あとは、日本の政局についてですが、
リーマンショック直後で、民主党への政権移行が期待されていた時期のため
お二人とも民主党政権誕生にワクワクしているようで、
そこは、ひと時代昔の本だなぁという印象を受けてしまいました。

結局、一番面白かったのは、佐藤氏によるロシア政府の内情解説といういつもの要素。
学識者が自分の別荘に客人を招いてどんな議論をしようが
政府は干渉しないというところに、ロシアという国の不思議な懐の深さを感じてしまいました。


暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠
副島 隆彦 佐藤 優

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