『つばさ111号の殺人』
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- 2018/04/26(Thu) -
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西村京太郎 『つばさ111号の殺人』(光文社文庫)、読了。
息抜きに十津川警部。 とある殺人事件の目撃者として裁判で証言した5人の男女。 事件から2年が経った頃、1人が事故死、1人が自殺、そして1人が行方不明に。 何らかの関係があると見て、十津川警部が捜査に動き出す。 前半は、どんどん事態が展開していき、 そのテンポの良さにぐいぐい読ませてくれました。 ところが、登場人物たちが出尽くしてしまうと、 中盤で一気に進捗が無くなり、中だるみの状態へ。 なんだか同じことをくどくど整理しているようで、全く進みません。 が、急に十津川警部の推理というか空想が発動して、 終盤は、その空想に沿って一気に犯人を追い詰めていきます。 うーん、リアリティがない。 事件の真相や動機も腑に落ちないですが、 そこは、まあ異常な思考を持った人の行動だとしたとしても、 捜査の進め方に何もロジカルな点がないところが、どうにも辛いです。 せっかく序盤は面白かったのになぁ。 残念。
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