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『超高速!参勤交代』
- 2018/04/01(Sun) -
土橋章宏 『超高速!参勤交代』(講談社文庫)、読了。

近所のおばちゃんが貸してくれた本。
映画を観たばかりでしたが、折角のご厚意なので。

超高速で参勤交代をしなければならなくなる経緯や、
出発してから最初のチェックポイントとなる高萩宿あたりまでの展開は映画と全く同じです。
あまりの忠実な再現ぶりに???となってましたが、
著者プロフィールをチラッと見たら、映画の方で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を獲っており
あぁ、原作者が脚本書いたら、そりゃ原作通りに作るわなぁと納得。

ただ、映画で見てしまっているので、映画の2回目を見ているような読書となり、
興がのってきません。ダラダラと惰性で読んでいましたが、
中盤あたりから知らない展開になっていきます。
ここでまた、?????、なんで????と。

そのまま、映画とは異なる展開で最後まで突っ切られてしまい、
映画プロデューサーの解説まで至ったら、氷解。
元々の「原作」に当たるものは、脚本の賞レースに出されたものであり、
それが城戸賞に入賞したところから映画化の話が進み、それと同時に小説化もされたと。

小説は、原作の脚本を起こした内容となっており、
映画は、予算などの関係で脚本をかなり手直ししたとのこと。
そこで、プロットが違ってきたというのが真相だとか。

確かに、小説に登場する解決方法は、映像では表現しにくいものですものね。
一見してネタバレしてしまうというか、役が当てにくいというか。
映画は、チャンバラごっこの部分は控えめにして俳優の演技で見せるシーンに変えつつも、
ドタバタ珍道中の方はコントタッチに軽くするという味付けになったようで、
個人的には小説の展開の方が好みでした。

ただ、雲隠段蔵のキャラクターは、東国一の忍びという割には
感情に流されやすく、あまり一流の人材のように思えませんでした。
一流の人って、もっと冷静で冷徹な気がします。

また、小国である湯長谷藩の藩主から家臣まで
皆、武術の使い手が揃っており、幕府の忍びをバタバタと倒していくのも
ちょっとご都合主義かなぁと。
ま、チャンバラエンタメとして見れば、面白かったと思います。


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土橋 章宏

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