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『TAPS』
- 2018/03/24(Sat) -
『TAPS』

米軍の陸軍幼年学校における青春劇・・・・・って、全然興味が湧かないテーマ(爆)。
実家にあるDVDをブックオフに売ってしまえということで、
一応、見ておこうかな・・・・・という程度で見始めました。

結果、話についていけず。

冒頭、陸軍幼年学校の様子が、卒業式の日を軸に描かれていきますが、
そもそも、この世界観に入っていけませんでした。
やっぱり、軍隊っていう空間は、その国の文化が凝縮されてますよね。
ちっとも素敵な世界に見えなかったです。
もしこれが、防衛大学校の卒業式だったら、もっと気持ちを込めて見れたと思うのですが。

実はこの陸軍幼年学校、廃校が決まっており、あと1年の運命。
その事実がオープンにされた卒業パーティの夜、地元のチンピラたちとトラブルを起してしまい、
不運な事故から死者が出る羽目に。
ショックを受けた校長は心臓発作を起こし、
校長を尊敬していた生徒たちは、学校に立て籠もることに・・・・・・って、おーい!

この展開がどうにも理解できなかったのですよ。
なぜそこで武装蜂起なのか。
確かに校長はスピーチ内で、廃校に対して戦おう、抵抗しようと呼びかけていましたが、
かと言って、武装蜂起することで問題が解決するとはとても思えません。
優秀そうなモアランド少佐のする判断が、こんな内容とは・・・・・。
反発する生徒がドワイヤーぐらいで、みんな同調してしまうという幼さが怖いです。

校長の学校に対する愛が歪んでいるなら、
生との校長に対する愛も歪んでおり、
こんな思想の人たちが米国陸軍を形成しているのかと思うと、
ちょっと引いてしまいました。

俳優陣としては、
主人公のティモシー・ハットンという役者さんは恥ずかしながら知りませんでしたが、
若き日のトム・クルーズやショーン・ペンが出ていて、光ってました。

トム演じるショーンは、血気盛んというか、好戦的な軍人を描いており、
その狂気が恐ろしかったです。
上手く演じていたということなのでしょうが、気味の悪さが後味悪かったです。
ショーン・ペンは、雰囲気に飲み込まれていく生徒たちの中で
冷静に状況を見ているドワイヤーで、格好良かったです。

アメリカ人が見たら、もっと楽しめる映画なのでしょうかね。
私は、米軍への不安が募ってしまう映画となってしまいました。


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