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『部長の大晩年』
- 2018/02/26(Mon) -
城山三郎 『部長の大晩年』(朝日文庫)、読了。

サラリーマンとして定年まで勤めあげ、
その後、俳句や書の世界で97歳まで生き尽くした永田耕衣。
その生涯に迫った作品です。

私自身、永田耕衣という人物を全く知らず、
しかも、俳句も書もそれほど関心がある分野ではないので、
正直、本作は読んでいて、あまり入っていくことができませんでした。

作品自体も、小説と言い切ってしまうには
ちょっと作者も距離を置いた冷静な筆の運びになっているような気がして、
もう少し演出が盛られている文章だったら、私も入って行けたかもしれません。

俳句や書の世界に関心がある人にとっては、
サラリーマン俳人だった著者は、興味深い存在なのではないかなと思います。

定年後の話がメインだと思いますが、
個人的には、俳句の活動が特高警察に睨まれたときの
俳人としての気概と、サラリーマンとしての保身とに挟まれた様子が
興味深かったです。
そして、下した判断も、大人はそうだよね・・・と何だか安心できるものでした。


部長の大晩年 (朝日文庫)部長の大晩年 (朝日文庫)
城山 三郎

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