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『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
- 2018/02/19(Mon) -
太田紫織 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(角川文庫)、読了。

昨年、テレビドラマ化されていました。
実家で母が見ていたので、時々一緒に見てました。
で、ブックオフで100円で見つけたので、試しに買ってきました。

本作を読みながら、頭の中では観月ありささんと藤ヶ谷太輔さんが動いてます(笑)。
キャラクター設定だけでなく、2人の掛け合いや洋館の様子など
結構、原作に忠実に作ってたんだなぁと分かりました。

作品自体は、徹底的に推理で追い詰めていく感じでもなく、
行き当たりばったり感があるというか、櫻子さんの迫力で言わせている感もありますが、
ま、本作は、櫻子さんと少年の掛け合いを楽しむ作品なのでしょうね。

気になったのは、第2話の時点で、櫻子さんが若くして死んだ、もしくは居なくなったようなことを
想像させる一文が放り込まれていること。
シリーズ1作目の2話目でこの伏線って、早すぎませんか!?

一方で、少年が櫻子さんの元に出入りするようになった経緯が
本作内では語られておらず、そこは逆に間延びしないか?と疑問。

ライトノベルはほとんど読んだことないので
そういう文化なのかもしれませんが、アンバランスさが気になってしまいました。

あと、櫻子さんの言葉で印象に残ったのは、

人を殺すときに考えることは、相手を確実に殺すこと、その後のことは二の次、
人を殺すのは方法ではなく、気持ちであり衝動、
殺したいと思う人間は、トリックなんて不確実な方法に依存せずに
もっと確実で単純で強引な方法を使うものだ

こんな趣旨の発言。
私が本格モノに感じる違和感を、見事に言い表してくれていて、
『ミステリアス学園』『殺しの双曲線』という流れでこの本を読んだのがピッタリでした。


櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)
太田 紫織 鉄雄

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