『広島水の都殺人事件』
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- 2017/12/29(Fri) -
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木谷恭介 『広島水の都殺人事件』(廣済堂文庫)、読了。
実家にあった本。お客様からいただいたようです。 全く知らない作家さんだったのですが、 この宮ノ原警部シリーズで100冊を超えるとのこと。 浅見光彦並みか!と驚き、試しに読んでみました。 警視庁の広域捜査官がフリーの捜査で難事件に挑む!という建て付けのようですが、 うーん、あんまり難事件には見えませんでした(苦笑)。 だって、現場に駆け付けた交番のOBアルバイトが最初から「犯人はこいつだ!」と 言っているんですもの。 捜査も極めてオーソドックスで、 変わったところと言えば、警察組織のルールに縛られない存在なので、 京都から広島、静岡と、好き勝手にスピーディな移動ができることぐらいで、 それほど凄い探偵役には見えませんでした。 また、黒幕の追求に関しても、 外部から電話で重要情報が飛び込んでくるという 脈略が良く分からない行動がキーとなっており、拍子抜け。 唯一、事件の背景にあるのが、万能細胞などの最先端医療技術と その特許を保有する民間技術会社というイマドキの利権関係だったことが 興味深かったぐらいかな。
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