『チョコレート革命』
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- 2017/12/02(Sat) -
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俵万智 『チョコレート革命』(河出文庫)、読了。
『サラダ記念日』以来、俵万智さんの歌集です。 平易でポップな日本語で綴られた短歌は、 ときにドキッとするような愛憎を描いており、 一気に世界感が目の前に広がっていきます。 不倫の恋についてもストレートに描かれており、 あぁ、そこまで心情を吐露しちゃうのね・・・・という感じです。 今、不倫は完全NGとなってしまった世の中なので、 「こんなの書いちゃって大丈夫かしら」というドキドキ感が増してるような。 でも、万葉集とか古今和歌集とか 今の人間からは古語で語られているので「解釈する」というステップが間に入りますが、 当時の人々にとっては、ストレートに情念が伝わってきたのでしょうね。 100年後とか、俵万智さんの短歌は 未来の人々にどんな評価を受けているのでしょうね。
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