『グランド・フィナーレ』
- 2017/11/14(Tue) -
阿部和重 『グランド・フィナーレ』(講談社文庫)、読了。

芥川賞受賞作。
あんまり私は芥川賞とは相性が良くないのですが、
ドカ買いの中で買ってきてました。

で、読んでみた結果、やっぱり合わない・・・・・。

ロリコン趣味を妻に知られて離婚された男。
その趣味の対象が、他所の女児に向いていたのではなく、
自分の娘に向いていたというのが、何とも気持ち悪い。
でも、そこについて本作ではあまり触れられていないというか
重視されてない感じ。

他人の娘と自分の娘では、決定的に違う存在だと思うのですが、
ロリコン趣味の人って、そこの違いは関係ないのですかね?

で、そういう超個人的趣味嗜好の描写に混じって、
9.11のような世界的な事件や、ドラッグ汚染のような社会問題など
現代性を強調するようなトピックが登場しますが、
なんだかそれも、取って付けたようなアンバランスな感じがしました。

そして、この作品で伝えたかったこと、
それが私には良く見えてきませんでした。

前半と後半の繋がりも上手く受け止めきれず、
あの2人の少女は一体何だったんだろうかと、読み終わった今も疑問のまま。


グランド・フィナーレ (講談社文庫)グランド・フィナーレ (講談社文庫)
阿部 和重

講談社 2007-07-14
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