『叱られる力』
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- 2017/11/12(Sun) -
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阿川佐和子 『叱られる力』(文春新書)、読了。
「聞く力2」ということで、ヒット本の続編です。 『聞く力』に比べるとエッセイ感が強いというか、 ちょっとまとまりがない感じもしましたが、 それは多分、「叱られる」という軸が一本通っている感が 微妙だったからなような気がします。 叱られるという事象について語っているというよりも、 父娘エッセイだったり、お仕事エッセイだったりの混在な感じです。 そもそも、阿川弘之さん、相当なガンコ親父というか、偏屈親父というか、 こりゃ、娘さんもこじれて結婚できなくなっちゃいますわな(苦笑)。 ま、作品からも、その片鱗は覗けますが。 この本で印象に残ったのは、 ヒットした『聞く力』について、なぜヒットしたのかをテレビのコメンテーターが解説していたのを テレビを通して見たときに、「そういうことだったのか」と自分自身も気づけたという瞬間。 第三者の目を通して自分を見つめなおすことで 意味づけ、位置づけが再認識できる、または新たな目線が獲得できるというのは 大事なことだなと思いました。 というわけで、何だかタイトルの本題とは別のところが気になった本でした。
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