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『幻の女』
- 2007/03/24(Sat) -
香納諒一『幻の女』(角川文庫)、読了。

文庫本で700ページ・・・重いよ。
でも、読ませてくれる作品でした。

ひとつひとつ小さな事実を見つけ、
1枚1枚皮を剥くように真実に近づいていく感覚があり、
前半は面白かったです。

後半、舞台を西に移してからは、
ハードボイルド色が強くなり、私が苦手としているジャンルに入ってしまったため、
若干、作品と距離を置きながらの読書となりました。

薫子のキャラクターはとても魅力的だったのですが、
コトの真実を知っている彼女の登場により
謎解きの要素が二次的になったように思えたのは残念でした。

読了後、全ての謎は解けたはずなのに、
なんだかスッキリしない読後感・・・ナゼ?

幻の女
幻の女香納 諒一

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-これは読んでおけと思う本-
これを読んでいるのと読んでいないのとでは、人生が180度変わってくる本というものは本当にある。 …
2007/03/24 13:07  これは読んでおけと思う本 ▲ top

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