『99%の会社はいらない』
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- 2017/10/26(Thu) -
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堀江貴文 『99%の会社はいらない』(ベスト新書)、読了。
タイトルの印象から、日本の企業の時代遅れなところを糾弾する本かと思いきや、 サラリーマンという組織に飼われる生活を脱して、 自らが主体的に動く人間になれという啓発本でした。 私自身、脱サラして地方で起業したので、 ホリエモンの「自ら動け!」「楽しいことだけをする人生を送ろう!」というメッセージは、 背中を押してくれているようで、読んでいて心地よかったです。 サラリーマン時代は、今でいうブラック企業的な働き方をしていて、 まじめに時間外労働を記録してたら、月200時間ぐらいついたと思いますが、 その時ですら、仕事の内容によっては、充実した日々でした。 言われた仕事をやっているだけだと苦痛なのですが、 例えば、日本に新しい金融テクノロジーを導入するために 深夜残業あり、土日も毎週出勤が半年ぐらい続いた時期がありましたが、 その時は、「日本のリテール市場が大きく変わるかも」という期待感があり また、少数精鋭チームで動かしているスピード感もあり、 肉体的にはしんどい時もありましたが、気持ちは充実していました。 これだけ会社の仕事のために自分の時間や労力、能力を提供できるなら、 独立しても頑張れるかなと思って、会社を辞めて起業しましたが、 働き方は変わらず、今も休みなしで働いてます。 でも、パートさんを数人使いながら経営判断は自分1人でやっているので、 ほぼ全てのことを自分で決めることができ、やりがいがあります。 優先順位付けやスケジュール管理も自分でコントロールできるので 周囲から見ると凄く忙しいように見えるようですが、 私自身は、上手く回っていると感じていて、精神的な負担感は会社員時代よりも減りました。 こういう経験をしている真っ最中なので、 本作で著者が言っている内容、特にまえがきの部分は、 非常に納得ができ、すんなりと頭に入ってきました。 中盤以降は、著者が運営しているサロンの宣伝の要素も大きくなっていて、 そういうところが嫌な読者も多いかもしれませんが、 著者の人を巻き込み動かす仕組みづくりの能力、もしくは金儲け能力について この宣伝を通して勉強できるので、それも面白いなと思いながら読めました。 私の結論としては、会社員でも、自ら起業するでも良いのですが、 納得のいく仕事を主体的にやれば、人生は本当に面白いということに尽きます。 それは、金儲けという側面だけでなく、 自分のやりたいことが自分のやりたいようにできるのか、自分に権限があるのか、 取引相手は自分の存在価値を認めてくれているのか、 自分は社会に必要とされているのか、必要としてくれる人が居てくれるのか、 そういう充実感の面で、仕事が自分に与えてくれる満足度は大きいです。 これからも頑張ろう!という気持ちになりました。
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