『燃え盡きる』
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- 2007/03/19(Mon) -
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清水一行 『燃え盡きる』(徳間文庫)、読了。
城山三郎作品を愛読しながら、 清水一行作品は、これがお初です。 そして、何で今まで読まなかったんだろうと後悔しました。 三菱重工社長・牧田與一郎の死の目前の数十日間だけを描いた作品でありながら、 牧田與一郎という経営者がどのような人物だったのか、 経営哲学、判断基準、行動力、人脈、人徳、 これらあらゆることが凝縮されて描かれており、 この人物の人生を読んだような気持ちになりました。 文章の読みやすいテンポ、臨場感ある会話の描写、 過去のエピソードを組み込んでもすんなりと読める構成、 いずれも流石大作家です。 作品の多い方なので、当分楽しめそうです。
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