『教室内カースト』
- 2017/10/05(Thu) -
鈴木翔 『教室内カースト』(光文社新書)、読了。

ブックオフの店頭で本書を見つけて、
「スクールカースト」という言葉を初めて知りました。
面白そうだったのでタイトル買い。

学校の教室の中には、「上位」「中位」「下位」といった
グループ分けができており、
上位の人間がクラスを仕切り、下位から上の層に上がることはまずできない。
でも、上位から下へと落ちていくことはある。
この階層分けは学力とは異なり、教室内の主導権を握れる人物か否かで決まる。

この「スクールカースト」という視点での教室内ヒエラルキーの分析は
非常に面白いものでした。

自分が学生だった頃には、そのような階層分けに気づいていませんでしたが、
今思えば、発言力のあるグループ、授業中に先生を茶化せるグループ、
校内イベントで生き生きと楽しそうなグループ(どれも同一グループですが)、
そして、そのグループに入れない人々という分類は、
確かにできそうだなぁと。

自分は、目立つ側のグループには入っていなかったので、
彼らが盛り上げてくれるのに追随して笑ってた感じですが、
決して彼らのことは嫌いではありませんでした。
それなりに、いわゆる上位グループの中の人で、会話できる人も居ましたし。
(向こうから見ると、面倒がってたのかもしれない・・・・・とこの本を読んで思っちゃいましたが)

一方で、下位層のグループは、なんだか近づきにくい雰囲気があって、
自分も、自分からのコンタクトはしなかったように思います。
向こうからも特にコンタクトはなく、本当に必要な事項の伝達のみというか。

私自身、ごく少数の親しい友人と休憩時間を過ごすタイプだったので、
小さい輪の中で話をして楽しむ以外は、
教室内の様子を傍観しているところがあったのですが、
その分、上位グループの様子はイメージしやすいのかもしれません。

というわけで、この「スクールカースト」という概念は非常に興味深かったのですが、
著者によるインタビュー調査の内容は、インタビュー自体は面白かったですが
それに対する著者の分析が、情報整理以上には何もしていないに等しい状況で
そこは肩透かしでした。

それで良いのか、東大院生!


教室内(スクール)カースト (光文社新書)教室内(スクール)カースト (光文社新書)
鈴木 翔 解説・本田由紀

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