『下北サンデーズ』
- 2017/09/25(Mon) -
石田衣良 『下北サンデーズ』(幻冬舎文庫)、読了。

下北沢の弱小劇団に、新人が入って
あれよあれよという間に成功していく。
そんな中で起きる人間関係の衝突を描きます。

どうやら、ドラマの原作本のようですが、
演劇集団としての成功ステップの駆け上がり方が順調すぎて、
ちょっとリアリティに欠けるような印象を受けました。

まぁ、私は演劇界には馴染みがないので、
勢いをつかんだ劇団の快進撃というのは、こういうものなのかもしれませんが。

劇団内部のゴタゴタは、
ショウビズ界の付き合いに溺れる座長、TVからのオファー、内部恋愛、
グラビアアイドル化、そして劇団の変質に反対する保守派、
まぁ、非常にオーソドックスな問題の立て方です。

劇団員1人1人に問題が降りかかりますが、
それを一気にフッ飛ばしたのが、保守派団員による決死の抗議。
うーん、それで大団円といけるものでしょうか?
私には、熱い心を汲み取る力が足りないのかなぁ。

最後の最後に起きたアクシデントでも
劇団員たち、そして主人公の女の子が選んだ決断には、
「甘くない?」と思ってしまいました。

物語としてはモヤモヤした感じが残ってしまいましたが、
劇団の出世作「セックス・オン・サンデー」は、劇を見てみたいと思いました。


下北サンデーズ (幻冬舎文庫)下北サンデーズ (幻冬舎文庫)
石田 衣良

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