『青の炎』
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- 2007/03/13(Tue) -
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貴志祐介 『青の炎』(角川文庫)、読了。
最初にこの作品を知ったのは、映画化されたときだったのですが、 「アイドル映画か・・・」と思い、興味を持ちませんでした。 ところが、原作が貴志祐介氏だと最近知り、 早速買ってきました。 秀一、いいわ。 頭が良いけど、良い子じゃなくて、世間からちょっと距離をとっている そんな中高生が主人公の小説は、概ねハマッてしまいます。 一昔前の日比谷高校の生徒みたいな感じ? ミステリーというより、 高校生の生活や内面を描いた作品として読んでました。 紀子や大門やゲイツら友人達とのウィットに富んだ会話の応酬に 「オトナだなぁ」と馴染まない感想を抱いてみたり。 結末、一番最後のところで家族や友人とのやり取りが あっさりと描かれていたのは、 ちょっと現実の重みが足りないかなという気もしましたが、 全編通して面白かったです。
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