『京都保津川殺人事件』
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- 2017/09/21(Thu) -
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梓林太郎 『京都保津川殺人事件』(祥伝社ノンノベル)、読了。
茶屋次郎シリーズ。 お気楽に読める安心シリーズです。 夕飯を食べに事務所からトンカツ屋に向かった茶屋センセ。 途中、煙が出ている家を発見し、中に飛び込んで間一髪で老人を救出。 しかし、その老人は、自力で外に出たと証言し、茶屋センセは放火犯の疑いをかけられる・・・・・ 典型的な飛んで火に入る状態ですが、 茶屋センセ、老人の怪しい行動から、周辺人物たちの不審な過去を嗅ぎつけます。 そして、真相解明に一路京都へ。 京都での調査は、関係者を1人1人あたっていくという 非常にオーソドックスな内容で、突飛な推理も出てこないので、 これまた安心して読めました。 強いて言うなら、目黒署の初動捜査、適当過ぎてヤバいだろというところ。 このシリーズでは、警察組織がとことん無能ですね(苦笑)。 コトの真相についても、家族そろって個々人で動きすぎだろうにと思ってしまう面もありますが、 ま、動機としては、アリかなと思えるレベルでした。 それでも、警察とかプロに任せりゃいいのに・・・・と思えるところはありますが。 お気楽読書には、この緊張感の無さがちょうど良い感じですね。
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