『誰がケインズを殺したか』
- 2017/09/14(Thu) -
W・カール・ビブン 『誰がケインズを殺したか』(日本経済新聞社)、通読。

推理小説のようなタイトルですが、
経済学のケインズ理論がどのように栄え、どのように反論され
どのように衰退していったかを描いたもの。
小説風に書かれているわけではなく、そのまま経済学史です(苦笑)。

経済学オンチな私でも、読めるかな?と思って買ってきましたが、
やっぱり経済学の基礎が頭に入っていないと、しんどい内容でした。

改めて思ったのが、経済学の公式化しよう、理論化しようという
純粋さを目指していく考え方が私には苦手なこと。
確かに、一定のパターン分析は何をするにも大事だともいますが、
経済学ほどピュアな公式に辿り着こうという学問はないような気がします。

物理学とかも、同じようにピュアな公式を求める分野なのかもしれませんが、
実験や観測で正否を確認できるので、納得しやすいです。

それが経済学となると、個々の人間の活動の集合体を相手にするので、
必ずしも誰もが公式通りには動かないだろうに・・・・・・と思ってしまい、
どうにも、その乖離や誤差の存在が気になってしまうのです。
人間に向けて、公式通りに合理的に活動しろ!と言っているのではなく、
人間の行動に式を当てはめるのは、無理なんじゃないかということです。

もちろん、一定のパターンを掴んでおくことは有意義でしょうから、
それは私も理解できますが、それなら、学ぶ側・使う側も、
経済学の概要を掴んでおけば済むんじゃないかと思ってしまいます。

誰か、経済学にどうやったら興味が持てるか、教えてください~。


誰がケインズを殺したか―物語・経済学誰がケインズを殺したか―物語・経済学
W・カール ビブン 斎藤 精一郎

日本経済新聞社 1990-04
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