『徳川慶喜-最後の将軍』
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- 2017/08/07(Mon) -
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原田久仁信 『徳川慶喜-最後の将軍』(講談社)、読了。
祖父の本棚にありました。 マンガだったので、時間つぶしに読んでみました。 慶喜の子孫の方が制作協力に名前を連ねているためか、 やたらと慶喜の活躍がかっこよく描かれています(苦笑)。 もちろん、あの幕末の情勢下で、 日本を内乱の混乱に陥れず、 幕府側についた諸大名や家臣の顔に最低限の配慮しながら 大政奉還を決断し、江戸城の明け渡しを行うというのは、 相当な人物でないとできないものです。 私が子供の頃は、徳川幕府を終わらせた人として 政権運営に失敗した人のように語られていた気がしますが、 昨今では評価がかなり上がってますね。 この人物だからこそ、明治時代の日本の成功があり、 今の日本があると言っても過言ではないと思います。 それを、小説で丁寧に描くからこその説得力であり、 マンガで格好良く書き過ぎると、何だか嘘っぽく見えてしまうのが残念。 でも、2時間ぐらいでササッと読めるので、 当時の情勢展開を知るには手ごろな本かもしれません。
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