『家族の悪知恵』
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- 2017/07/27(Thu) -
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西原理恵子 『家族の悪知恵』(文春新書)、読了。
悪知恵シリーズっていう感じでしょうか?(笑) 前作では、サイバラ女史のブッタ斬り回答にはスッキリしたものの、 質問のレベルのバラつきにやや不満があったのですが、 本作では、質問のレベルも上がってて、読みごたえがありました。 サイバラ女史の家庭観って、 ①子供に無駄なリスクを負わせない ②ダメな男が好転することを期待しない ③なるべく早く子離れできるように子供を自立させる こんな感じでしょうか。 ①は、過保護にするのではなく、 親が子供に余計な迷惑をかけないという意味で、 冷静に引けということかなと。 ②については、サイバラ女史の主張は他の本も含め一貫してますね。 ③は、先日、NHKの『クローズアップ現代』でサイバラ女史が出ている回を たまたま見たのですが、つまりは「卒親」ということですよね。 どれも、言うだけじゃなく、 本人が実行しているところに説得力があります。 周囲の人間に過度な期待をせず、 未来に無暗な希望を持たず、 自分の力量を冷静に見極めて、 日々しっかり努力する。 文字にすると、ものすごく真面目な人生哲学だと思うのですが、 サイバラ女史にかかると、なぜかぶっ飛んだ主張で 笑えてしまうというのも、この人の持ち味というか、才能ですね。
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