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『熊野灘を歩く』
- 2017/07/26(Wed) -
石原義剛 『熊野灘を歩く』(風媒社)、読了。

先日読んだ伊勢湾の文化の本
熊野灘版を見つけたので買ってきました。

志摩半島の南側から、紀伊半島最南端の串本までの
漁村文化を紹介したガイドブック、まさに熊野灘の本です。

『伊勢湾』のときにも思ったのですが、
とにかく著者自身の思いが溢れているので、
紹介されている各町の文化が素晴らしいものだと伝わってきます。

そして、漁師町と一口に括ってしまえない文化の多様性が分かります。
その町で大事にしている魚が
ブリだったり、カツオだったり、クジラだったり、ボラだったり、
お祭りに表れていたり、供養塔があったり、
漁師たちと魚の距離の近さを感じます。

紹介されている1つ1つのことは、
観光資源としてはささやかなものかもしれませんが、
どういう繋がりを持っているのかという線で考えていくと
面白い探索ツアーができそうです。


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石原 義剛

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