『伊勢湾』
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- 2017/07/13(Thu) -
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海の博物館、石原義剛 『伊勢湾』(風媒社)、読了。
『伊勢湾』というタイトルと、「海の祭りと港の歴史」というサブタイトルから 「三重県の漁村文化の本だぁ~」と思い込んで買ってしまいましたが、 スタートは伊勢志摩の海からで、段々と北上し、伊勢湾最深部を回り込んで 知多半島、渥美半島と紹介が続く、まさに「伊勢湾文化」の本でした。 タイトル通りなのですが、勝手に三重県本だと思い込んでいた自分を反省。 しかし、伊勢志摩おリアス式海岸から、津の砂浜が広がる海岸から、 回船業の盛んな桑名まで、それぞれの土地土地の特徴が分かって面白かったです。 また、愛知県側の文化についても 意外と熊野信仰などと結びついていることが分かって 興味深かったです。 何よりも、著者自身が、それぞれの文化や祭りを自ら体験し、 「何が面白い」「何がユニーク」といった感想を 活き活きと綴っていることが素晴らしいと思いました。 単なるガイドブックではない、著者の思いの詰まった文化紹介本でした。
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