『ふしぎの植物学』
- 2017/06/01(Thu) -
田中修 『ふしぎの植物学』(中公新書)、読了。

あまり意識せずにドカ買いした中の一冊だったのですが、
思いのほか面白かったです。

呼吸、成長、受精、発芽、種子・・・・・・
様々な植物の特性について、分かりやすく解説しているのですが
まず、語り口が優しく読みやすいです。

そして、何よりも、植物の生態が面白いんです。

常々、植物の進化って、どういうことなんだろう?と不思議に思ってました。

動物の場合、構造的な部分の差異によって生き残るか死ぬかの瀬戸際になることに加え、
性格が大胆か慎重か、判断が早いか遅いか、観察力や推察力があるか
というような、いわゆる頭脳の部分の差異で生き残る個体と死ぬ個体が
分かれることも結構あるのではないかと思います。

しかし、植物には、動物でいう頭脳というものがイメージできず、
では、長い短い、太い細い、硬い軟らかい、というような
構造的な差異だけで、進化の道に進むものと滅ぶものとの境目ができるのか?
でも、それって、生物としてあまりにも受け身な気がしていて、
植物の主体性ってないのだろうか????という、
どうにも解決しようのない問いが頭の中を巡ってしまいます。

植物って、頭があるんでしょうか?心があるんでしょうか?
太陽を追いかけるのは、物理的な構造の結果だけなのでしょうか。
明るい方を向いていたいという気持ちも持っているのでしょうか。

身近にあるけど、不思議な存在である植物に気づかされた一冊となりました。


ふしぎの植物学―身近な緑の知恵と仕事 (中公新書)ふしぎの植物学―身近な緑の知恵と仕事 (中公新書)
田中 修

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