『自分の頭で考えるということ』
- 2017/05/21(Sun) -
羽生善治、茂木健一郎 『自分の頭で考えるということ』(大和書房)、読了。

あまりに、ちきりんさんの本と似ているので、
このタイトルどうなのよ?と、編集者に言いたくなっちゃいましたが、
中身は面白かったです。

将棋の電脳戦の話から始まりますが、
将棋ソフトの計算ロジックの変遷や、棋士の局面の読み方のクセといったところが
比較されて話されており、特に、棋士の方があの長考の中で
一体何を考えているのかが分かったので、興味深かったです。

そして、その棋士の頭の使い方が、
日本の職業人として極めて特殊なものであるという分析を
茂木センセが行うことで、より広い視野から
将棋というものが見えてきて、面白かったです。

そもそも棋士の心情として、
対局で勝つこと以上に、以前の対戦とは同じ局面にしない、異なる手を打つことを
意識して、さらに棋士によっては自分が美しいと感じる将棋を指すという
様々な制約を設けていることに驚きました。
ものすごく歴史というものを大切にしていて、
しかも自分の差し手が記録され後世に残るということを
これほどまでに強烈に意識している職業はないだろなと。

ごく僅かな選ばれた人だけがなれるプロ棋士という職業の自負心が
強く感じられる対談で、将棋にそれほど興味のない私でも
面白く読める対談でした。


自分の頭で考えるということ自分の頭で考えるということ
羽生 善治 茂木 健一郎

大和書房 2010-09-05
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