『バイアウト』
- 2017/04/29(Sat) -
幸田真音 『バイアウト』(文春文庫)、読了。

ブックオフで、この著者の作品が結構並んでいるので気になっていたのですが、
近所のおばちゃんが貸してくれたので、試し読み。

ホリエモンとか村上ファンドとかがニュースを騒がせていた時期に連載されていたようで、
そのまま名前を変えただけのような事例として作品の中に登場してきます。

しかし、事実は小説よりも奇なりと言いますか、
当時のニュースを見ていて感じたワクワク感や不安感に比べて、
本作はドキドキするものがありませんでした。
現実世界に起きたことをただなぞっているような感じで、
小説仕立てのM&Aの入門書を読んでいるかのような・・・・・。

もちろん、メインの筋である総合音楽企業のTOB案件は、
この作品のオリジナルストーリーですが、
こちらも、中途半端な親子モノになってしまっていて、
経済小説としても親子小説としても、物足りない内容でした。

同一企業へのTOBが集中するというそもそもの建て付けも、
あまり必然性を感じられず、作り物めいた感じが拭えませんでした。

残念。


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幸田 真音

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