『人生で大切なことはすべて「書店」で買える。』
- 2017/04/21(Fri) -
千田琢哉 『人生で大切なことはすべて「書店」で買える。』(日本実業出版社)、読了。

またまた、この手の「人生で○○なことは、すべて○○で・・・」というタイトル本です。
安易な売本マーケティングを、本の話自体でやってしまうとは・・・・・。

さて、肝心の内容ですが、読書の効用を説く本は、
本好きの私としては、基本的に気持ち良く読めるものなのですが、
この本に対しては、なんだか反感を覚えてしまいました(苦笑)。

なぜ著者が本を好きになったのか、なぜ読書を楽しいと思うのかが、
イマイチ伝わってこないからかなぁと感じました。

本を読めば自分が磨かれるとか、
ひいてはビジネスの役に立つとか、
様々な効用があるのは著者の言う通りだと思います。

しかし、本好きとしては、理屈抜きに「読書している時間が好き!」という感覚を
まずは共有したいと思ってしまいます。

通常の読書推薦本は、著者自身が、物心ついたころから本好きだったとか、
家族が本好きだったので家に本が溢れていて自然に読むようになったとか、
それまで本は読まなかったのに、この本に出会って衝撃を受けたとか、
何かしら、思い入れのあるエピソードがあるはずです。

著者に関しても、そのエピソードは語られれて、
大学生になるまで一冊も本を読まなかったのに、
たまたま書店で間違って手に取った『昨日までの自分に別れを告げる』という
本を読んでから、急激に読書熱が湧き、活字の虫になったというもの。

「なんで、本を読まない人が『間違って』こんな本を手に取るの?」という疑問から
全然、このエピソードに共感できず、嘘臭さが鼻について
本読みとしての著者の存在が、受容できませんでした。

もっとしっかり、このエピソードを描いてほしかったなと思います。
もしくは、誇張しているように読めてしまうぐらいなら書くなと言いたいです。

著者が主張する80個の論点は、
違和感を覚えるものは少なかったように思いますが、
でも、80個に書き分けるほどのものでもなく、
同じことが言い方を変えて繰り返されているようで、くどいと感じてしまいました。


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