『村田エフェンディ滞土録』
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- 2017/04/04(Tue) -
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梨木果歩 『村田エフェンディ滞土録』(角川文庫)、通読。
Amazonでは非常に評価が高い作品でしたが、 私は物語の世界に入っていけませんでした。 テーマとしては、登場人物たちそれぞれの国や民族が持つ 宗教、歴史、民族性などが語られた比較文化論として 興味深いものがあるはずなのですが、 何となくタイトルから、エンタメ小説としての山あり谷ありを期待してしまったので 淡々とした描写を物足りなく感じてしまいました。 明治時代のトルコという 時間軸的にも地域的にも縁が薄い場所が舞台というのも 少しマイナスに作用したかもしれません。 もう一度、別の機会にゆっくり読んでみれば 本作の面白さに気づけるかもしれません。
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