『すきまのおともだち』
- 2017/03/19(Sun) -
江國香織 『すきまのおともだち』(集英社文庫)、読了。

絵本っぽい表紙絵だったので、
気軽な気持ちで手に取ったのですが、
最初に感じたのは恐怖でした。

仕事帰りの道で、ちょっと寄り道しただけだったはずが、
いつの間にか知らない町に出てしまい、
帰り方が分からなくなる・・・・。

出会った女の子は自分の名前を「おんなのこ」と言い、
その子の家にあったお皿は、自分の名前を「お皿」だと名乗った・・・・。

お皿がしゃべったことよりも、
一般名詞が固有名詞に成り代わっているところが、
この世界の多様性を認めないというか拒絶している感じを受けて、
「こんな世界に飛ばされたら即発狂だわ」と恐ろしくなりました。

なんとなく、その恐怖感が最後まで続いてしまって、
本来の作品の味を楽しめなかった感じで残念。


すきまのおともだちたち (集英社文庫)すきまのおともだちたち (集英社文庫)
江國 香織 こみね ゆら

集英社 2008-05-20
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