『老いかたレッスン』
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- 2017/03/16(Thu) -
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渡辺淳一 『老いかたレッスン』(新潮社)、読了。
老年学の本を読んだので、 もう一冊、実家にあった老年にまつわる本をば。 どんなことが指南されているのか、恐々と読んでみたのですが、 こちらも、30代の私から見ても納得できる内容でした。 年を取れば体が言うことを聞かなくなってくるのだから、 それは仕方のないこととして受け入れて、 自分自身の身の丈に合った中で、できることをしっかりとやろうという教え。 無理な背伸びをするのではなく、 自分のできる範囲の中で、なるべく上を目指そうとする前向きな姿勢。 冷静さと前向きさのバランスということでしょうかね。 後半、友人F氏の定年退職後・・・・という設定で 小説風のお話が描かれていきますが、 心理描写や気持ちと行動の繋がり方など、 さすがに上手いなぁと思ってしまう描き方でした。 当事者の年代の方たちが読むと、重みがあるのではないでしょうか。 男性向けには、このような指南書が必要になるのに、 女性は自立して自分の老後を楽しんでいる方が多いように思います。 女性は強い!という常識とされている事象を改めて認識した次第です。
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